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新設された坂路を既存のものと比較してみた [競馬全般]

競馬の活性に欠かせない
 “強い馬作り”
のための調教施設の一つである
 『坂路馬場』
がNAR地方競馬教養センター
に新設された。

以前、BTCが出来た時には
その周辺の牧場の多くが
日帰りの育成を請け負う育成牧場へ
方向転換したものだが
さて今回はどのような利用者が
集まるのだろうか?

まずは既存の坂路と比較してみる。

数値は左から距離・勾配

●栗東
 全長1085m
  300m 2.000%
    ここにカーブ有
  570m 3.500%
  100m 4.500%
  115m 1.250%

●美浦
 全長1200m
  270m 0.000%
  400m 0.625%
    ここにカーブ有
  350m 3.000%
   80m 4.688%
  100m 1.250%

●BTC
 屋内坂路全長1000m
  350m 0.000%
  200m 2.500%
  300m 3.500%
   50m 5.500%
  100m 0.000%
 ※これ以外に
  屋外芝坂路2400m0.5%~4.0%有り

●NAR地方競馬教養センター
 全長755m
  350m 0.000%
    ここはカーブ
  300m 3.000%
    ここにカーブ有
   70m 5.000%
   35m 0.000%

こうして比較してみると
残念ながら、栗東の坂路が抜けている。

・助走路300mにも2.0%の勾配がある。
 他の3坂路は勾配無し
・坂路を登りきった馬の減速区間(115m)
 を除いて坂路直線距離が正味670m有り
 その勾配も3.5%~4.5%有る。
 他の3坂路は
  美浦430m、BTC550m、NAR300m
 ※NARの70m・5%は直前にカーブもあり
  減速区間(転回場と合わせて105m)とした。

なかなかすべての条件
 距離、勾配、人材、周辺地域の設備・土地
を満たすのは難しいところではあるが
今回の坂路の結果をまた次の時代に生かし
全国でより強い馬を育てる設備が
これから1つ1つ用意されていく事を願う。

もちろん競走馬の育成は
坂路など設備だけで済む話ではなく
競走馬に関わる全ての関係者の
努力の結晶である。
何か1つ欠けるだけでも満足の出る結果にならない。

また違う面から考えれば
今地方競馬教養センターで学んでいる人達が
この坂路での騎乗経験を生かし
馬産地など他の育成場で
強い馬を育ててくれる事も期待できる。

願わくばこの新設坂路から
 未来優駿(2歳重賞シリーズ)から
 ダービーWEEKを経て
 3歳日本一決定戦のジャパンダートダービー
 そして
 ダートグレードG1
 はたまた
 ドバイワールドカップを制する名馬
が出てきてくれれば
日本の競馬もおおいに盛り上がる。

出て来い
 第2のハイセイコー
出て来い
 第2のロッキータイガー
出て来い
 第2のオグリキャップ

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本日の写真は
ミサトアンバード、キングサラディン、コンフィダント。
2008年09月10日
川崎競馬場 にて撮影。

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