ホッカイドウ競馬 存続の見通しで

９／８（水）「北海道地方競馬運営委員会」にて
今年度　「収支は概ね均衡する」　見通し
との発表がされました。

２００８年３月に策定された
　「北海道競馬改革ビジョン」
に基づき、色々と改革を実践した結果
３年間で赤字体質から脱却を遂げた事になります。

その同時期に
　こんなＷｅｂアンケート
が実施されていました。

「ホッカイドウ競馬は存続させるべきですか？」

競馬単体で考えらてしまった場合
　儲からないなら廃止
とも言われかねません。

正直、結果を見るのは怖かったですが結果は

　存続：８７票
　廃止：２１票
　判断できない：５票

もちろんこのアンケートにも注意書きであるように
統計手法に基づくものではありませんが
存続票は廃止票の４倍にもなりました。

有識者も含め、どうすれば赤字を無くせるか？
　「前向きに」
経営改善を尽くされた事も評価された一因でしょう。

一方では
　廃止しないとまずい事にでもなるでしょうか
どうすれば…を検討するではなく
　「廃止　廃止　速やかに　廃止」
とオウムの様に鳴く事しかできない
　情けない　名ばかりの有識者
が広島県には存在するようですが
ホッカイドウ競馬の委員会には
　有能な有識者の方
が居て良かったです。

さて、今回のアンケート
存続支持の意見では
　・北海道経済
　・馬産地
　・馬事文化
　・レジャー、娯楽
　・観光資源
　・競走馬の命
　・関係者の再雇用、財政負担
　・既存産業活性化
というキーワードが出て、
また廃止支持の意見では
　・道財政の負担
　・公営ギャンブルは必要ない
　・将来的には赤字
のキーワードが出てきています。

自由意見では
　・ギャンブルはすべてダメ
　・競馬開催の必要性
　・周辺産業への影響
　・売り上げの低迷を競馬関係者に押しつけ
　・面白い番組、魅力あるレース
などなど。

ここに出てきたキーワードにこそ
　今後ホッカイドウ競馬が目指す姿のヒント
がある気がします。

馬産地、北海道経済の活性化
観光資源、レジャー、馬事文化
面白い番組、魅力あるレース

その反面　未だに残る
　競馬＝ギャンブル
と「しか」思われていない点。

人生ギャンブルだらけなのにねぇ。。。

就職は人生最大のギャンブル。
結婚も一生を決めかねないギャンブルです。
家を買うのも大きなギャンブルですし
生まれてくる子供が男か女かも重要なギャンブルです。

ギャンブルが大嫌いな人は
きっと勝負に出る度胸の無い人なのでしょう。
勝負に出なければ負けない。
その代わり１００％勝ちも無い。

個人的にはそんな一生平平凡凡な人生では
すぐに飽きてしまう事でしょう。

話がそれましたが
競馬の売上が下がった理由の１つには
　違法換金が当たり前の様にまかり通っている
　　パチンコ
　テラ銭をいくらふんだくっているか分からない
　　パチンコ
　全台ハズレ台しかないかも知れない
　　パチンコ
があると思います。

パチンコに奪われた客は
パチンコ店では実現できない事
　・家族で楽しめる
　・観光資源として活用できる
などを前面に押し出して
もっと多くの人に
　馬や　競馬について知識を広げて貰う
　理解を持って頂く
として行くしかないのではないでしょうか？

そして競馬場へ
　家族・友人・同僚・ｅｔｃ
で来場頂き
まだ競馬をやった事がない人に

　馬名で選んでもいい
　顔で選んでもいい
　新聞通りでも　人に聞いても
　誕生日の数字を並べてもいい

　「とりあえず　１００円　買ってみないか？」

と競馬の楽しさを教える事です。

先日のホッカイドウ競馬では
　藤沢澄雄道議員自ら道議会で馬券購入を提案
されてました。

胡散臭い機械相手の単純作業ではなく
生身の馬・人とのコミュニケーション
それが競馬。

家族でワイワイ、仲間でワイワイ
自分の財布と相談して　気軽に遊べる
それが競馬。

１年３６５日　毎日日本全国どこかで蹄の音がする。

蹄の音を無くしてはいけない。

一度蹄の音が無くなった所は
だだっ広いただの空き地が
　【その街全体が終わってしまった事】
を語り続けるだけになる。

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門別競馬場　風景