セレクトセール 他にはやってないだろう…な分析 [馬産地・牧場]
セレクトセール 他にはやってないだろう…な分析
データを列記すると見にくくなると思うので、
要点だけを書き、細かいデータは
別スレッドに列記する。
尚、欠場馬については、ここでは割愛した。
※集計間違いがあったら笑って許して下さい。
■■■■■ 1:売却率 ■■■■■
販売申込者を
社台系・ダーレー系・それ以外の非社台系
の3つに分け、
売却率・平均売却価格を比較してみる。
●● 1歳の部 ●●
社台系
・90%が売れる。
・1頭上場すると
3,459万円で売れる。
ダーレー系
・86%が売れる。
これは社台と同レベル。
・1頭上場すると
2,279万円で売れる。
これは社台の34%引き。
非社台系
・52%しか売れない
・牝馬は40%にもいかない。
・1頭上場しても
984万円でしか売れない。
これは社台の72%引き。
・社台が購入したのは売却39頭中2頭のみ。
・2,500万円以上で売却された9頭の
種牡馬で社台系は55%止まり。
・社台系種牡馬の主取り(希望価格)は
牡16頭 平均1,339万円
牝12頭 平均1,388万円
●● 当歳の部 ●●
社台系
・99% 牡馬、牝馬関係無く売れる。
・1頭上場すると
3,984万円で売れる。
ダーレー系
・100% 牡馬、牝馬関係無く売れる。
・1頭上場すると
4,025万円で売れる。
これは社台の1%増し。
非社台系
・53%しか売れない。
・牝馬は47%しか売れない。
・1頭上場しても
1,302万円でしか売れない。
これは社台の67%引き。
・社台が購入したのは売却95頭中4頭のみ。
・4,000万円以上で売却された10頭の
種牡馬で社台系は70%止まり。
・社台系種牡馬の主取り(希望価格)は
牡36頭 平均2,147万円
牝12頭 平均1,392万円
●● 分析 ●●
生まれてくる性別は、単純計算で確率1/2。
牝馬が生まれた場合は売れ残る事が多いので
牡馬が生まれた時は、
牝馬が生まれた場合だった分の事も考慮し、
種付料の2倍の値は回収しないといけない。
更に1歳の場合は、
・生まれてからの育成費用
・コンサイナー費用(外部に育成・馴致を委託)
を含めた値で売らなければいけない。
当歳の販売理想額
種付け料×2倍 (牝の場合は売れにくい)
+育成・飼養費用
+繁殖牝馬繋養費用
+儲け(利益)
1歳の販売理想額
種付け料×2倍 (牝の場合は売れにくい)
+育成費用
+外部委託育成費用(コンサイナー費用)
+繁殖牝馬繋養費用
+儲け(利益)
これを踏まえた上で結果を分析すると
・社台は種付料が嵩まない分
作れば作るだけ儲かる。
・非社台系は高額社台系種牡馬を付けても
社台への上納金が増すだけで
利益率は上がらない。
・非社台系が種付料として上納した金は
また社台の更なる種牡馬購入費となり
一極集中の体制は永遠に変わらない。
●● 私的な提案 (夢物語) ●●
1極集中、生産界の格差を無くす為には
・種付料として社台へ資金を上納する事を止める。
・社台の種牡馬を付けずとも競馬を開催する為に
必要な約5,000頭の需要は変わらないので
需要に応じた供給(生産)を
非社台種牡馬を使用して行う。
・社台の馬だけが売れる理由は血統以外に
整備された育成環境による所も多いので
非社台合同で(地区別に?)育成会社を設立し、
浮いた種付料を育成会社に支払い
払った金額に応じて育成の提供を受ける。
↓
↓
・上納金が減った社台の種牡馬ラインナップは
以前より手薄になり、種牡馬による格差は
時間と共に解消される。
・育成施設の整備により、
競走馬能力としての格差も解消される。
↓
・1極集中による 「権力」 を利用した
間違った競馬界が正常な状態に戻る。
■■■■■ 2:購買者 ■■■■■
3頭以上購入した購買者を
社台系・ダーレー系・それ以外の非社台系
のどこから多く購入したか?を分類した。
●生産界のバランスを考えた非社台系購買者
●社台系購買 頭数率40%下、金額率50%下
生産界の格差改善に貢献しているのは
(株)RRA【タイキRC属す】
総購買数 11頭
社台系購買率 頭数=36% 金額=47%
(有)ビッグレッドファーム
総購買数 5頭
社台系購買率 頭数=20% 金額=13%
津村靖志【バニヤン】
総購買数 4頭
社台系購買率 頭数=25% 金額=19%
田中成奉
総購買数 4頭
社台系購買率 頭数=25% 金額=29%
薗部博之
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=33% 金額=30%
市川義美【ピサノ】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=33% 金額=41%
(株)ブルーインベスターズ【旧荻伏OC】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=0% 金額=0%
杉山美恵&杉山忠国【スギノ】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=33% 金額=29%
猪熊広次
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=0% 金額=0%
●区別なく良い馬を求める 無所属系購買者
●非社台系・社台系購買者に属さない購買者
本来はこうあるべき姿を貫いているのは
(株)ダノックス&野田みづき【ダノン】
総購買数 27頭
社台系購買率 頭数=37% 金額=73%
島川隆哉&(株)ジェイ・エイチ・エス【トーセン】
総購買数 21頭
社台系購買率 頭数=52% 金額=78%
大川徹
総購買数 12頭
社台系購買率 頭数=42% 金額=41%
久米田正明
総購買数 5頭
社台系購買率 頭数=60% 金額=57%
寺田寿男&寺田千代乃
総購買数 5頭
社台系購買率 頭数=80% 金額=76%
(株)ラッキーフィールド【エア】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=67% 金額=86%
山岸桂市
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=33% 金額=58%
地田勝三【フィールド】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=67% 金額=84%
●ブランドしか見ていない 社台系オンリー購買者
●社台系購買 頭数率75%上、金額率80%上
生産界の格差を広げ続ける原因となっているのは
近藤利一&近藤英子【アドマイヤ】
総購買数 24頭
社台系購買率 頭数=88% 金額=94%
金子真人ホールディングス(株)
総購買数 17頭
社台系購買率 頭数=76% 金額=86%
多田信尊&グローブエクワインマネージメント(有)
総購買数 8頭
社台系購買率 頭数=75% 金額=88%
大城敬三【ダイワ】
総購買数 7頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
田中昇&(有)ローズヒル
総購買数 7頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
小林仁幸
総購買数 7頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
(株)グランプリ
総購買数 6頭
社台系購買率 頭数=75% 金額=81%
臼田浩義
総購買数 5頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
諸江幸祐
総購買数 4頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
本谷兼三【ピエナノ】
総購買数 4頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
(株)オースミ【オースミ、ナリタ】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
三協商事(株)
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
植中昌子&植中倫子
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
中西忍【チュウワ】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
田原慶子【アサクサ】
総購買数 3頭
社台系購買率 頭数=100% 金額=100%
本日の写真は
ナリショーキング、ジェイドロボス
ロングプライド、マイネルアワグラス、エイシンイッキ
2007年07月11日
大井競馬場 ジャパンダートダービーにて撮影。
ジャパンダートダービー(順次UP中)のアルバムは
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/63869
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