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カネヒキリ→○、マカニビスティー→× 規定の不思議

カネヒキリ→○
マカニビスティー→×

規定って何なんでしょうね?

どうなってるんだ 大井競馬の規定は?

●カネヒキリの場合

 帝王賞に出走を希望するカネヒキリが
 大井競馬の規定に引っかかり
 出走できない事が判明すると
 年度途中でもサクッと規定変更。

 規定内容
  休養期間(最終出走から起算して当該開催の前日まで)が
  1年以上の馬はダートグレード競走への出走できない。

 規定変更後
  規定に
  JRAにおける発走調教審査を受検し合格した馬については
  この限りではない…と追記。

 規定変更理由
  1:所属場(主催者)が施行する競走に
    出走できる資格を有する馬が
    ダートグレード競走に出走できないことは、
    その世代の有力馬が競い合うという
    ダートグレード競走の本旨に適うものではなく
    また、JRAと地方競馬が極力近い出走条件を
    設定することが適当である。

  2:近年の競走馬に対する医療技術並びに
    故障馬に対する調教技術は飛躍的に進歩しており、
    1年以上の休養馬による活躍も珍しくない。

  このような現状に鑑み、関係機関とも調整を図った結果、
  従来の欠格事項の除外規定を設け、
  休養期間が1年以上の馬についても出走資格を与える。

 開催執務委員長コメント
  東京シティ競馬では、「強い馬、レベルの高い馬」による
  クオリティの高いレースを提供することが、
  競馬ファンに対する使命であると認識しています。
  「休養期間が1年以上」の馬が、
  欠格事項に該当することについては、
  かねてから懸案としていた事項でありましたが、
  この度、関係機関とも調整を図った結果、
  見直しに踏み切りました。

 結果
  カネヒキリは出走可能に。。。

●マカニビスティーの場合

 東京ダービー優勝後、中央競馬に戻った(転厩した)場合
 同馬が当初の予定通り?ジャパンダートダービーに直行で
 出走希望するも大井競馬の規定に引っかかり
 出走できない事が判明するが 「ルールだから…」 で終了。

 規定内容
  地方からJRAに復帰した馬に関して
  交流競走(重賞に限らず)へ出走するには
  中央で1走以上することが必要。

●マカニビスティーは規定変更に適わないのか?

 カネヒキリの規定変更理由と比較してみる。

  >所属場(主催者)が施行する競走に
  >出走できる資格を有する馬

    ⇒マカニビスティーも該当

  >ダートグレード競走に出走できないことは、
  >その世代の有力馬が競い合うという
  >ダートグレード競走の本旨に適うものではなく

    ⇒マカニビスティーも東京ダービー優勝で
     ジャパンダートダービーの優先出走権を得た。
     その後、JRAに復帰したので優先出走権は消滅?
     言うまでもなく、その世代(3歳馬)の有力馬。

  >また、JRAと地方競馬が極力近い出走条件を
  >設定することが適当である。

    ⇒非常に曖昧で不明

  >近年の競走馬に対する医療技術並びに
  >故障馬に対する調教技術は飛躍的に進歩しており、
  >1年以上の休養馬による活躍も珍しくない。

    ⇒マカニビスティーは故障すらしていない。

  >このような現状に鑑み、関係機関とも調整を図った結果、

    ⇒関係機関とはJRA?南関東4場? 不明。

  >従来の欠格事項の除外規定を設け、
  >休養期間が1年以上の馬についても出走資格を与える。

  >東京シティ競馬では、「強い馬、レベルの高い馬」による
  >クオリティの高いレースを提供することが、
  >競馬ファンに対する使命であると認識しています。

   ⇒と言いながら
    地元重賞のほとんどを「地方全国交流」にはせず。
    その点ではホッカイドウ競馬や岩手競馬に遥かに劣る。

  >「休養期間が1年以上」の馬が、
  >欠格事項に該当することについては、
  >かねてから懸案としていた事項でありましたが、

   ⇒マカニビスティー陣営が大井移籍当初から
    「2勝したら、中央に戻る」と公言していた事から
    今回の規定に引っかかる可能性がある事は
    事前に分かるはずだが
    しかし懸案事項としてはいなかった。
    また、それについて陣営に助言する者も居なかった?
    もちろん中央に再登録しないで
    大井所属馬として出走すればOKなわけだし。

好き嫌い抜きに 第3者的に見ても
 カネヒキリ→○ マカニビスティー→×
となる事は筋が通ってません。

 【これは不公平ですね】

強いて両者の違いを上げるなら
 カネヒキリ     → バックが社台、金子
 マカニビスティー → 馬主が告発された
ぐらいでしょうか?

今回の原因の1つとなった「規定を知らなかった」については
大井競馬に限らず
 規定集や 各レースの出走条件
をホームページに掲載して、誰にでも分かるよう
明文化しておくべきですね。

ちなみに地方競馬で
年間の重賞競走出走条件が細かく記載されているのは
 高知競馬 ※リンク後にPDFファイル
 笠松競馬 ※PDFファイル
かと思います。
他地区への遠征を考えている陣営が
 都度、遠征希望先の主催者に資料取り寄せ
は、今の時代には沿っていないと思いますね。

個人的には
 年度始めなどでなく 直前になってから
 一部関係者にだけ適用される規定変更はおかしい。
とも思いますし
 中央登録抹消→地方転出馬は2勝すれば中央に再登録可の
 規定本来の目的
 (条件戦の出走制限でレースに出られなくなった馬の救済)
 を違う目的で利用した陣営が
 今度は規定で返り討ちにあった
とも思いますが

 【規定は平等に適用されなければならない】

これは規定がる以上 大原則。

と言う事で2011年度のはじめには、是非
 中央登録を抹消され地方競馬に転出した馬は
 地方競馬にて2勝以上すれば
 中央競馬に再登録可能。
の規定に
 但し、中央登録抹消時に
 中央競馬で1勝以下、または500万下の条件馬に限る
と追記して欲しいですね。

あ、それでは3月に滑り込みで
またマカニビスティーの様に転籍してくる輩が出てくるか…
しかし、年度の途中で変えるのは良くない。
仕方ない、あと1年は我慢か。。。(汗)

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規定を良いように利用したが
今度は規定に弾かれたマカニビスティー
(利用したのは人間だけどね…)
マカニビスティー


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hauoli

私はカネヒキリ大好きですが、出走できると分かった時ちょっと複雑な気持ちになりました。
もちろん走ってくれる事は個人的にすごく嬉しいですが。
特別扱いしたのが見え見えだったので…。

厩舎は規定に引っ掛かると分かった後で違うレースに走らせると変更しましたよね。
だからゲート試験に受かれば出走可能という記事を読んで、大井が客集めの為に規定を変えたんだなってすぐ分かりました。
年度の途中で規定を変更する事よりも、JRAに頼らないでどうしたらお客に足を運んでもらえるか、馬券を買ってもらえるかを考えてほしいなって思いました。
南関にもいい馬は沢山いますからねっ!!
by hauoli (2010-06-15 22:21) 

HorsePhoto

こん○○は、hauoliさん。

> JRAに頼らないで
> どうしたらお客に足を運んでもらえるか
> 馬券を買ってもらえるか

それに合わせて
 中央交流になると
 地元勢の有力馬がゾロゾロと回避してしまう
所を改善しないといけませんね。

G1はともかく、G2・G3は
地元有利となる条件でやってもいいはず。
これは大井競馬に限った話ではありませんが。
by HorsePhoto (2010-06-16 23:49) 

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