審議の公正さを軽視しスピード裁決で良いのか？

時計が速ければいいとしか思ってないＪＲＡ
高速芝だけでは飽き足らず、ついに
　審議の裁決まで　「高速化」
したようですね。

審議対象とするレースを
　「着順変更の可能性があるレース」
に絞って審議の件数を減らす事や
岡部幸雄元騎手を招いての勉強会を行い
知識を高めて行ってる事は良い事。

しかしながら以前から意見が上がっている
　「騎手経験者を裁決委員に入れる」
などは未だ手付かず。
と言う事は実際にレースが審議となっても
　何が危険で　何は影響無いか？
の判断材料は
　当事者の言い分
に頼っているままのだね？

と思いきや

　【事情聴取を被害馬の騎手に限定】

　ハァ？？？

問題が起きた時に当の被害者本人が
　・追う事に必死で前を見ていなかった場合は？
　・落馬して救急車で運ばれた場合は？
　・被害馬が玉突きによる被害馬だった場合は？
　・加害者と思われた騎手も実は
　　前の馬の妨害による被害者だった場合は？
どうするんでしょうね？

事の成り行きを一番知っているのは
被害者とは限りません。
真横に居た騎手かも知れませんし
加害者かも知れません。

公平に言い分を聞かずに
被害馬の騎手の意見だけを聞くとなれば
　・被害馬の騎手（含む調教師、馬主）が
　　権力者の場合だと優位になる
　・被害馬の騎手（含む同じ）がペーペーだと
　　（後の事が怖くて）何も言えないで終わり
となるって事ですね？

身近な例で例えてみるならば
自分が交通事故を起こしてしまった時
警察が　【被害者】　の言い分しか聞かずに
現場検証は終わりで　判決を下されたら
大方納得できないでしょう。

被害者が免許取り立てのペーペーの学生なら
「睨み」を効かせて優位に立てるかも知れませんが
被害者が８９３さんだったらどんな事になるか？

考えただけでも　あぁ恐ろしい！！

これでは
　「公正さは軽視して適当に確定してしまえ」
　「ファンへの理由説明は後付けで何とでもなる」
と言っているようにしか思えません。

確かにレースの確定は早い方が良いですが
例えば３着まで先に確定し、後はじっくり審議するなど
方法はいくらでもあるわけですから。

馬券を買っている競馬ファンは
たとえ時間がかかっても
正等な採決が下されれば納得し
安心してまた馬券が買えると思いますがねぇ。

【おまけ】
　昨年秋のアジア競馬会議開催時
　諸外国の人々の手前、レースの度に
　　「審議ランプ　つけまくってた」
　のはどこの団体でしたっけねぇ？（笑）

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本日の写真は
ゆりかもめオープン。
マダムルコント、シーサーハーン、ショーターザトッシ
ゴッドセンド、キンセイブレイド、クールアイバー
2008年12月31日
大井競馬場　にて撮影。

大きいサイズや他の写真は
東京２歳優駿牝馬＆ゆりかもめＯＰ
のアルバム（順次ＵＰ予定）からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/140676

マダムルコント


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