真相は?大井競馬現役外国馬導入 [競馬全般]
JBC開催支援中止で
まぁ、あちらこちらで好き勝手意見が飛んでますな。
と、言うわけで少し 突っ込んだ形で
こちらも好き勝手 意見を言わせてもらいましょ。
少なくとも 「今回の制度導入は売上げ増のため」 なんて
漫才として見るならまだしも とても信じられるものではない事は
普通の人なら分かりますよね。。。
大井競馬側主張
「大井競馬は2004年から3年連続赤字決算が続いており、
健全経営のために即効性のある対応策が必要。
その1案として、1999年の
第3次特別区公営競技振興対策協議会の答申にある
<競走経歴のある外国産馬>導入を実現し、
高レベルでエキサイティングなレースをファンに提供し、
売上増を図りたい。」
→ 3年連続赤字決算である割りに
他の地方競馬が真剣に取り組んでいる
無駄な経費削減が伺えない。
→ 導入がファンの拡大になるのか?
→ 現役外国馬が導入された所で、
その地区のダービー馬も知らない素人が
その外国馬を見に大井競馬に
行こうとするとは思えない。
→ 中央所属馬・中央所属騎手が来る時(交流競走)は
明らかに売上げ増になっている
→ 競馬界の足並みを乱し、
中央競馬の援護を失ってまで
現役外国馬を導入しては、
売上げ増どころか減の可能性が高い
→ 血統的にも見も知らぬ外国馬がやってくる
→ 中央競馬ならともかく、
地方競馬の常連(オヤジさん達)が
その血統まで調べてまで馬券を買うとは思えない
→ 結果、常連さんの買い控えが発生する。
→ 常連さんが離れ、外国馬が来たから
大井競馬に来たと言う客がいなければ
売上げは落ちる
→ 離れた客を取り戻す事は容易ではない
→ これまで貢献してきた常連を無視して
素人獲得に走るのは
これまで多くの地方競馬が失敗した道
→ 事前アンケート(外国馬を導入したら、
買ってみたいですか?など)を行っていない
→ ファンの声を聞いていない
→ ファンの事を考えていない
→ ファンが増えた時期には何があったか?
→ ハイセイコーの登場
→ 地元大井で育った馬が
中央馬に挑む姿に共感を覚えた
→ イナリワンの登場
→ 地元大井で育った馬が
中央馬に挑む姿に共感を覚えた
→ ロッキータイガーの登場
→ 地元大井で育った馬が
世界の馬に挑む姿に共感を覚えた
→ 地方競馬ファンが増える時とは?
→ 地元で育った馬が強大な敵に挑む時
→ 自分の姿を競走馬に重ね、応援する時が多い
→ 強大である敵である外国馬に
自分の姿を重ねるか?
→ そのような事はない
→ ファンが増える事はない
→ 高レベルなレースをするためには
それなりの実績馬を必要とするが
馬本体価格・輸入関税・輸入諸費用をかけてまで
外国で該当する馬を購入する馬主が
地方競馬に居るのか?
→ それだけの財力がある馬主(社台・ダーレー)
については別記、黒幕でない理由を参照の事。
→ 一部報道にあったように、
これから購入・輸入の手続きを行うと
最初の輸入は ”普通” 「12月」となってしまう
→ 今回の導入において、試行期間は2年である。
→ 輸入できた後、試行期間終了まで
1年と3ヶ月である。
→ 1年3ヶ月で購入・輸入にかかった経費を
回収する必要がある。
→ 現実的に考えて、そこまでして購入する事は
大きなギャンブルであり、無謀である。
→ 但し、試行期間終了後も制度が
延長される事を知っている、
または、制度延長を指示できる場合は、
この限りではない。
→ 一般の馬主では
「この限り」には該当しない。
→ 権力を持った馬主であれば可能である。
→ 既に輸入する準備の整った体制で待っていた
馬主であれば、ほぼ2年間、出走させる事ができる
→ 一般の馬主では「この限り」に該当しない。
→ 権力を持った馬主であれば可能である。
→ 逆に準備が済んでいるからこそ
急な「4月から導入」を焦っていると思われる。
→ 済んでいる準備は何か?
→ 購入が済んでいる?
→ 決定もしていない時点で
「輸入用の馬」を購入はしない
→ 導入案がNGとなったとしても、
損失にはならないのが最高である
→ 「輸入用の馬」以外の目的で、
その馬を既に所有している
→ 黒幕は東京都馬主会内で権力を
持ち、かつ、既に外国に今回
輸入するに値する馬を
所有している者
が一番自然な発想である。
→ この仮定が違っているとすれば、
充分な審議の上で、来年以降に
制度を導入しても
何の問題もないはずである。
→ 馬本体価格が必要なければ
条件によっては、儲かるケースがあり得る。
→ 外国で既に該当するような馬を所有している馬主
であれば、輸入する可能性がある。
→ かつ、輸入して金銭的メリットがなければいけない
→ クラス分けルールにおいて
グレードレース優勝馬はA1級スタートとなるが
グレードレース優勝馬以外は勝利数に応じた
クラス分けを行う
→ 1勝した後、G1レース上位常連だが
未だ重賞に手の届かない馬は
1勝馬となるので、
最下級C3クラススタートとなる
→ 実力的にはG1級なので、C3スタートから
オープンにまで駆け上がる可能性がある
→ C3からオープンまで10勝はできる
→ 単純に1000万は稼げる
→ 輸入関税・輸入諸費用をかけても儲かる
→ ルールに金儲けになる
重大な穴が作られている
馬主会内での不思議
これまで外国産馬の出走制限について
慎重に慎重を重ね、段階的に開放する政策を行ってきた
日本競馬界全体を無視し、大井競馬の個別都合により
いきなり(4月)からの開放を 「独断」 で決定した。
→ 充分な話合い、承諾の無いまま、
日本競馬界の足並みを乱し
大井競馬以外での現役外国馬への開放も
諸外国から要求される 「風穴」 を開ける事になる。
→ 東京都馬主会には生産者(社台・ダーレー他)も
所属しており、その生産者が反対していると言う事は
馬主会全体での了承も取っていない決定である。
→ 一部の馬主が了承したと考えられる。
現役外国馬導入の問題点
これまで述べたように効果(売上げ増に繋がる)が
見込めるかどうか甚だ疑問である
→ しかしながら、日本の国土の限界・人件費などにより
生産~育成に経費がかかる国内産馬より
外国産馬の方が遥かに安価であり
外国産馬への開放が一気に進むと
国内生産界に大きな痛手となる
→ 牛肉などと違い、国産の「ブランド」と言う売り文句は
競馬の世界には設けにくい。
→ 国内馬産が減る
→ 馬産新興が目的である日本競馬の
土台を崩れさせる
→ 日本競馬を行う目的がなくなる
JBC支援全面中止
正式発表前に導入を強行すればJBCの開催中止もあり得ると
宣告されていたにも関わらず、正式発表に至った。
→ 現状2年に1度は大井競馬で開催されている
JBCの売上げから大井競馬の取り分を推測すると、
1開催1億円。
2年に1度であれば、10年で5億円。
→ それを蹴ってまで売上げ増になるかまだ先が見えない
現役外国馬を導入する理由が見当たらない。
→ 「大井競馬と言う主催者だけ」で
「売上げ増目的」として
現役外国馬を導入したのではなく、
他の理由を目的としたものと思われる。
イメージ的マイナス
ただでさえ競馬はギャンブル、パチンコは娯楽と言う
分けのわからない位置付けになっている現代において
全面対決となった今回の暴走について
競馬のイメージダウンとなったのは事実。
イメージダウンをしても売上げ増になるわけがない。
社台が黒幕でないと思われる理由
高い国内生産馬が売れなくなる
→ 中小生産者が淘汰される
→ 種付けする客が減る
→ 種付料収入が減る。
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
諸外国の開放要求により、いずれ中央競馬でも
現役外国馬導入される
→ 自家生産馬の獲得賞金が減る
→ 生産者賞の収入が減る
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
→ 自家生産馬の価格を下げないと対抗できなくなる
→ 自家生産馬の売上げが減る
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
ダーレーが黒幕でないと思われる理由
金に不自由してはいない
日高の生産に寄与している
→ 日高で牧場に預託・雇用の促進・格安種付を提供
→ 国内生産馬が売れなくなるのでは
この政策と逆になる
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
→ 日高のセリで他場生産馬を(地方競馬登録用に)
儲け・価格を度外視にて購入している
→ 金儲けだけであれば
本国から未出走馬を輸入すれば良い
→ 輸入頭数に限度を設定して行っている
→ 日高生産の馬も所有して出走させている
→ 日高生産の馬に価値を見出している
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
→ 日本の代表は元JRA理事
→ 日本競馬に打撃を与える制度の導入には疑問
→ 国内生産を阻害する
今回の黒幕である可能性は低い
さて、好き勝手意見を述べましたが
新たな発見はありましたでしょうか?
人それぞれ意見がある。
その中で正しいものはどれか?自分で判断すればいい。
こんなのウソっぱちだと思えば、
キチガイが好き勝手ほざいていると思って、
すっきり忘れてください。
σ(^^)個人は
この1ヶ月で出した答えを変える気もありませんので。
本日の馬の写真は
牧場 ヒシミラクル。
2007年02月27日
レックススタッド 種牡馬展示会にて撮影。
ヒシミラクルのアルバムは
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/34316
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