抹消→処分寸前から 再登録→復帰戦を勝利した競走馬

競走馬として成績を残せず登録を抹消された馬
それも登録抹消から９ヶ月も経ってから競走馬として再登録。

人間の世界でも　「リストラ」　が目立つ昨今

そんな　リストラされた人々に
夢と希望を与えるドラマが起きた。

その馬の名は　ゴールデンバージ。

２００８年０６月２０日の９着が最後のレースとなり
２００９年１０月に登録抹消された。

生涯成績：２０３戦３１勝

１９９７年生まれで、既に１２歳となっていた同馬は
北海道各地の草ばん馬レースに出走するものの
そこでも結果が出ず肉用馬として売却寸前。

そんな時に手を差し伸べたのが山田勇作調教師。
６月末から調整を行い、２０１０年０７月０２日に
９ヶ月ぶりに競走馬として再登録。

２年ぶりのレースで復帰戦となった
０７月１９日（月）帯広６Ｒでは
他馬が第２障害で苦戦するなか
止まる事なく障害を越えた後は独壇場。
１０秒３の差をつけて優勝。

１３歳での優勝はばんえい競馬最高齢勝利記録。
（日本競馬での最高齢勝利記録はオースミレパードの１６歳）

人間で言えば５０歳～６０歳。

もちろん
　本人（本馬）と厩舎関係者の皆様の努力の結果
ではあるが
この１勝は
　世の中のおじさま達に　勇気と力を与えた
事だろう。

今日０７／２５（日）帯広６Ｒでの復帰２戦目は
含水率３．２％で前走よりは馬場が軽くなり
連闘で＋８キロという事もあり
１番人気に指示されるも２着だったが
走り続けられる喜びをかみ締めて
これからも自身の持つ最高齢勝利記録を伸ばすため
頑張り続ける事だろう。

上がり３ハロンの速さだけの競馬では
高齢馬にとって厳しくなるだけだが
速さが足りなければ　障害を越えるテクニックで勝負！！

そんなテクニックも楽しめるばんえい競馬。
日本人だから楽しめる　世界でただ１つのばんえい競馬。

これを楽しまなきゃ　競馬ファンとしては　大損ですね。

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本日の写真は
スパーキングレディーカップ
タカヒロチャーム、キープザチェンジ、ベルモントプロテア
2010年07月07日
川崎競馬場にて撮影。

大きいサイズや他の写真は
スパーキングレディーカップのアルバム（順次ＵＰ予定）
からダウンロードできます。
http://photozou.jp/photo/list/294117/1903174

タカヒロチャーム


お馴染みになった　ハートマーク


キープザチェンジ


ベルモントプロテア