SSブログ

ベテラン ダービー ジョッキー が引退 寂しいですねぇ [競馬全般]

明日8/31(金)をもって
ベテランのダービージョッキーが引退する。

一ノ瀬亨騎手。
北海道 新冠出身。
近所の牧場の人に勧められ騎手となる。
昭和50年5月にデビューから
積み重ねた勝ち星は1001勝。
全日本アラブ争覇・アラブ王冠賞をキミホマレで制覇。
東京ダービーをカネショウゴールドで優勝し
見事ダービージョッキーに。
昔は 「豆タンク」の愛称で親しまれ
後に騎手会長も勤めた。
その人の良さから
小学生の女の子にも熱心ファンが居る。

後方から突っ込んでくる騎乗ぶりは
パワフル・豪快 そのものだったが
最近はさすがに影を潜めていた。

50歳の誕生日を前に鞭を置き
引退後は競馬界を離れると言う情報もあるが
とても寂しく思います。

引退セレモニーは
8/31(金) 川崎競馬9R終了後
ウイナーズサークルにて行なわれる。

本日の写真は
レールデュタン。
2007年08月04日
メジロ牧場 伊達分場にて撮影。

大きいサイズはレールデュタンのアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/35449


明日は重賞 ブリーダーズゴールドジュニアC(旭川) [競馬予想]

明日は旭川競馬場にて重賞
第1回ブリーダーズゴールドジュニアカップ
が行われる。

図式的には社台対非社台。
地方競馬でもこの図式を見るようになるとは…

さて、その社台の1頭ディラクエ。
負けた相手は同じ社台のエックスダンスだけ。
そもそもこの2頭がなんでホッカイドウ競馬なんだ?
社台なんだから中央に行け、中央へ。

前走イノセントカップでは完全にこの2頭のマッチレース。
と言うか2頭併せの追切。。。
他の陣営はどうぞ勝手に…状態。
作られた英雄ディープインパクト式猿芝居は
シラケるだけなので簡便して欲しい。

今回はエックスダンスも居ないので
他の陣営もディラクエを如何に倒すか?
多種多様な作戦を仕掛けてくる事を期待…

ブライトフェース。
デビュー3戦とも逃げて2勝。
負けた1走は前述2頭の3着。
14頭の多頭数のレースで
ディラクエが後ろで馬郡を捌き損ねれば
十分勝ち負け。これを期待。

これに対するは堂山厩舎2騎。
マサノミネルバは栄冠賞馬。
持ち時計に目立つ所はないが
後ろからズドンと来る脚を持つ。

もう1頭のモエレマーメイド。
ここまで慎重にレースを選び3戦3勝。
いよいよ1戦級に当ててきた。
どういうレースをするか要注目。

穴っぽい所ではガッツマンテン。
1000mばかりを使ってきて今回は1600m。
しかしながら父:アジュディケーティングなら
距離延長も問題無い。
前走ストロングライデンに食い下がった
勝負根性を武器に打倒社台に挑む。

思ったよりペースが速くなった時用に
無欲の突っ込みを期待するならジェイドファスト。
上がりが40秒台を超えるなら可能性は十分。

社台がお好きな方は他陣営が引いた時の
3連複のお供にエンジェルギフトをどうぞ。

本日の写真は
メジロビクトリアの2007。
2007年08月04日
メジロ牧場 伊達分場にて撮影。

大きいサイズはメジロビクトリアの2007のアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/68910


骨折馬にムチ打つ のって、どんなもんだろう? [競馬全般]

骨折馬にムチ、ベイズ騎乗停止…馬は2着入線も安楽死
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200708/ke2007082801.html

1R未勝利戦で単勝1.6倍の
1番人気インペリアルアイズに騎乗したラッセル・ベイズ騎手。
残り400メートルあたりで先頭に立ったあと
ゴールの約100メートル前からフットワークを乱して失速
2馬身差2着に敗れた。
その後左前脚の骨折が判明し、安楽死の措置が取られた。
裁決委員が問題にしたのは、骨折後、
ベイズが2度ステッキを入れたという点で、
9月2日から16日までの騎乗停止と
2500ドル(約29万円)の制裁金の支払いが科された。

難しい問題だ。

それぞれの意見があるだろう。

●同馬の馬券を持っている人
 よくぞ2着に残した。

●同馬の馬券を持っていない人
 そこまでする事は無いだろう。(そこまでしなければ自分の馬券が…)

●同馬に馬主が今後を期待していた場合
 すぐに止めて欲しかった。

●同馬に馬主が今後の期待をしていなかった場合
 保険金満額でラッキー(同国にそんなのあるのか?)

●動物愛護派
 けしからん! ギャ-ギャ-!

●それ以外
 (骨折が)起きてしまった事だから残念だがしょうがない。

●それ以外(騎手編)
 (馬込みなどで)止められる状態ではなかった。

ちなみに自分は
 「けしからん派」
 ※動物愛護団体ほど過激ではないが

名騎手ってのは、いろいろな理由で
やっぱりなかなか止められないのかね?
日本でも某3000勝騎手が
 「1角で脚元がおかしいと思ったんですけど…」
と言いながら、4角で故障(予後不良)まで
平気で走らせたり、
3角でフットワークが乱れた馬をそのまま暴走させて
3~4角中間で故障(予後不良)させた事があったが
自分は馬乗りではないので
 「どの程度おかしいと思ったらヤバイのか」
は分からない。

でも個人的には
 「おかしいと思ったから止めました」
が多いが、そんな田中勝春騎手のようなタイプが好きだ。
馬券当たっても、レース後に予後不良では後味悪すぎだから。
生活費賭けるような真似もしていないし…

何はともあれ、今日も1日
競走馬も 繁殖馬も 当歳馬も 乗用馬も
皆 無事で…

本日の写真は
メジロシェダー。
2007年08月04日
メジロ牧場 虻田本場にて撮影。

大きいサイズはメジロシェダーのアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/68504


無二の一瞬 [競馬全般]

この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ
(福田雅之助 著書 「 この一球 」より)

テニス界の名言である。

絶対無二か…

慣れとは恐ろしいものだ。
日常にそれがあり、それがある事が当然となる
当然となって慣れてしまったばかりに
 その大切さも
 その楽しさも
 その悲しさも
 その恐ろしさも
すべてを感じなくさせる。

北海道へ牧場見学に行って
今年も好きな馬を見られたという
 「ありがたみ」
を忘れかけていないか?自分。
次に来た時はもう居ないかも知れない。

実際にあったじゃないか。
今度来た時まで生きていられるだろうか?
と心配ながら帰った時は、
次回訪れた時、回復して元気になったその馬が居た。
元気になって喜びと共に帰った後に
その馬は放牧中の事故で亡くなった。

違う場所ではガリガリに痩せて
生きているギリギリのその馬を見て
来年はもうこの世に居ないだろうと思った。

競馬場でも、牧場でも
好きな馬に会えるのは 無二の一瞬。

今回のドタバタの終点で
この 無二の一瞬 を大切にしろ
という事を再認識させられた。

本日の写真は
メジロサンドラの2007。
2007年08月04日
メジロ牧場 伊達分場にて撮影。

大きいサイズはメジロサンドラの2007のアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/63566


日本という国に さらに失望 [競馬全般]

農水省は22日、馬インフルエンザ発生に伴い、
JRAなど中央・地方競馬の主催者を集め、
今後の対策などを協議する会議を開いた。
出席者は感染馬の早期発見と感染拡大防止のため、
感染馬の馬名や、発生地での競馬開催の有無など、
情報を共有する態勢をつくることで合意した。

要点をまとめると
 ・レース開催の可否については、
  一部主催者の開催自粛で混乱した前週の反省から
  「公正とファンの信頼の確保について」
  と題した通達を出した。
   ↓
  主催者の判断に委ねるとしたうえで、
  感染が確認されながら開催する場合は
  出走予定馬の全頭検査をレース前に行い、
  ファンの信頼確保を図る。
 ・感染が見つかった場合の情報伝達ルートを確認した。
 ・競馬主催者側からは、北海道の牧場でも感染が
  確認されたことなどを受け「競馬関係者だけでなく、
  牧場とも感染情報を共有すべきではないか」
  などの意見が出された。

農水省が
 「公正とファンの信頼の確保について」
と言う名の通達により
 「競馬を開催するための条件」
を明確にした事は評価する。
おかげで地方競馬が開催中止から救われた。

しかし、これらの情報はニュースによるもの。
農水省のホームページのどこを探しても書かれていない。

こんな資料もあった

農水省 消費・安全局 平成15年12月18日資料
 「食料・農業・農村政策審議会
  消費・安全分科会家畜衛生部会
  第1回家きん疾病小委員会
  参考資料」
 http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/syohi_anzen/katiku/kakin/1/sanko.pdf
では、下記のように記述されている

●《届出伝染病》 馬インフルエンザ (30ページ)
 ・本病は、ひとたび発生すると急速に伝播し、
  大きな被害をもたらすため、予防接種による発生予防に
  重点を置いて防疫対策を講ずる必要がある。
 ・すべての馬を対象とした予防接種の励行について、
  関係者に対する啓発・指導を積極的に行う必要がある。
 ・馬に集団的に呼吸器症状が認められる旨の報告を
  受けた場合は、まず本病を疑い、速やかに立入検査を
  実施の上、必要な検査を行い、当該馬群は検査結果が
  判明するまでは他の馬群との接触をできる限り避けて
  飼養するよう家畜飼養者を指導する必要がある。
 ・本病を疑い検査するに至った場合及び
  その検査の結果が判明した場合は、
  速やかに衛生管理課に報告し、本病と決定した場合は、
   ★★感染馬の隔離★★
  、厩舎の消毒の徹底等の措置を講ずる必要がある。
  この際、感染馬は、解熱後も相当期間ウイルスを排出し、
  感染源となることから、発咳、鼻汁漏出等の
  呼吸器症状が完全に回復するまでの間は隔離を
  継続して行うよう家畜飼養者を指導する必要がある。
 ・本病ウイルスは抗原性が変異しやすく、
  新たな変異株による流行があった場合は既存の予防液
  では十分な効果が見られない場合も想定されることから、
  今後の効果的な発生予防に資するため、病性鑑定に
  当たってはウイルス分離に努め、分離したウイルス株の
  抗原性を明らかにするため、速やかに動物衛生研究所
  へ病性鑑定材料を送付又は持参する必要がある。

●別記6 競馬場等馬の集団飼育施設における衛生対策指針
 2 防疫・衛生管理の実施基準
  ・日常の衛生管理
   ウ 異常馬の届出と隔離
    ・熱発馬をはじめ、診療対象馬等で伝染性疾病を
     疑う場合は、診断又は発見した獣医師及び
     飼養管理責任者(調教師等)は速やかに
     管理事務局に届け出る。
    ・当該届出に基づいて実施した検査の結果、
     伝染性疾病であるか又はその疑いのあることが
     判明し、隔離の必要があると認めた場合は、
     当該馬を隔離厩舎に移動させ、必要な期間隔離する。
    ・上記の場合、競馬場等の各施設の防疫担当職員は、
     家畜保健衛生所に必要な届出を行うとともに、
     速やかに軽種馬防疫協議会事務局に発生経緯
     及び措置等について通報する。

・競馬開催がなければ生産もない
・生産がなければ競馬開催もない(しようとすれば出来るが)
と言う事は自分も重々承知している。
でも、これは
 たまごが先か にわとりが先か?
であり、当ブログでは どちらか?と言われれば
たまごを優先する。
たまご(国内の馬産)が無かったら、
ここまで競馬にのめり込む事もなく
特定の馬をとことん好きになる事もなかっただろう。
馬券を買って 当たった ハズレた だけ言っていただろう。
いや、もっと言えば競馬ファンにもなってなかったかも。
その方が楽で何も考えなくてよくて 幸せだったか?

別の所からいろいろと聞いた。
日本と言う国に さらに失望した。

産駒が全て引退し、ホームページの更新が必要なくなったら
保険金残して、肺がんでサヨナラ…これがベストか(笑)

本日の写真は
メジロタイム。
2007年08月04日
メジロ牧場 虻田本場にて撮影。

大きいサイズはメジロタイムのアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/68293


明日は重賞4本立 ロータスクラウン賞、ビューチフル・ドリーマーC、キーンランドC、新潟記念 [競馬予想]

明日は全国で重賞レースが4つ行われる。
 水沢競馬場 ビューチフル・ドリーマーC
 佐賀競馬場 ロータスクラウン賞
 札幌競馬場 キーンランドC
 新潟競馬場 新潟記念

面白そうな順にメンバーを見ていく。

●ロータスクラウン賞 (佐賀競馬場)

3冠レース最終章のロータスクラウン賞。
馬インフルエンザの影響で残念ながら
佐賀競馬所属馬だけでのレースとなってしまsった。
それでも、なかなかの好メンバーが揃った。

まずは何と言っても九州ダービー馬
ナンブラッキーワン。
牝馬ながらにダービー制覇後
ラベンダー特別も優勝。
やや感覚は開いたが、
その分、激闘の疲れも取れた事であろう。
今回も豪快な捲りが見られる可能性は高い。

対するは九州ダービー2着の雪辱を狙う
ギオンパワー。
前走は小倉へ遠征し、芝コースの長い所を使用。
距離に慣れさせる目的だったのか?
反面斤量は戻ってきて2キロ増。
今年の猛暑の中、1回多く使った分
疲労度がやや心配。

中央から転入2戦目となる
プライムオブライフ。
前走佐賀緒戦は休み明けでやや太め残り。
1回使って変われば…だが
個人的にはコース慣れしてからでは?と思う。

前走荒炎賞優勝の
スーパーサプライズ。
南関東から転入してきて
佐賀を1回使った後の荒尾で重賞制覇。
ドリームインラブの6連勝を阻んだ事は評価するが
佐賀に戻って、佐賀のコースで
同じ競馬ができるかと言うと?

2強にとって脅威なのは
真島厩舎の3頭出しか?

ミラクルスキーはこの2戦
佐賀の長い所をなかなかの時計で連勝。
今回鞍上を北村騎手に騎手変更し
最内枠から好位置について
2強より先に抜け出して押し切るか?

同厩のスターオブアモーレ。
九州ダービー栄城賞では
果敢にハナを切って最後は10着。
8月の小倉挑戦も1200m。
この距離は長すぎる。

同厩3頭目はキンノトウ。
3走前にはモノポライザーの追撃を抑えて優勝。
簡単に逃がしすぎると意外に怖いかも。
鮫島騎手が騎乗するキバイヤンセとの兼ね合い次第。

そのキバイヤンセ。
休み明け18キロ増だったのは成長分。
2回使ってここ目標か?
キンノトウ、スターオブアモーレの出方次第だが
落ち着いた流れなら一発も。

ここ2戦2着のハシリノキョショウ。
このメンバーに入るとさすがにキツイか?

●ビューチフル・ドリーマーC (水沢競馬場)

残念ながら地方交流ではなくなってしまった。
しかしながら重賞に相応しいメンバーが揃った。

筆頭格はサイレントエクセル。
マーキュリーCではさすがに辛かったが
前哨戦のフェアリーCは完勝。
それよりも1キロ減の今回は
体調面で問題でもない限り優勝は固いか。

対するは菅原勲騎手へスイッチしたジュリア。
前哨戦のフェアリーCでは逃げ潰れて6着
3走前は、後の3冠馬セイントセーリング相手に逃げ切りと
ここでも十分通用する。
但し今回はサイレントエクセルの千葉博厩舎から
もう1頭プリンセスワールドが出走。
この馬が絡んでくる可能性が高く
すんなりと逃げられる可能性は低い。

そうなってくると後ろから来る馬にチャンス。

マルカンジョオー。
スパーキングレディーC挑戦は厳しかったが
戻ってきてエクセレント競走でコスモスパープの2着
前哨戦は3着だったが、今度は本気度が違う。

モエレタキシード。
盛岡開催ではパッとしなかったが
水沢に戻ってきて得意の捲りで2連勝。
ペースが早くなりそうな今回
小林俊騎手の手綱捌きに注目。

それ以外ではクルセイズか?
盛岡から水沢に戻ってきて着順は落ちているが
思うほど大差ではない。
2走分息を入れたものと見れば今回は怖い。

●キーンランドC (札幌競馬場)
社台系が18頭中3頭しかいない好レース。
馬インフルエンザの渦中、開催に否定的だった
藤沢調教師のシンボリウエストは危険な人気馬。
展開から考えればローレルゲレイロか?
もう1頭上げるなら
 「陽性でも発症していなけりゃ何の影響もない」
と言っていた調教師の馬
ワイルドシャウト。

●新潟記念 (新潟競馬場)

どの馬が調教をしていなかったのか分からない
(中央の新聞買ってないから…笑)
開催があるか無いかも微妙だった事から
先のある(それなりに賞金の足りている馬)は
そうそう無理はしないであろう。
そんな中、
 「保険金が満額になるから、レース中に死んでこい。」
と平気で言ってのける馬主の馬こそ
こういう時こそ、休まずに調教していると思われる。
よってアドヤイヤモナーク。
もう1頭上げるなら
 「陽性でも発症していなけりゃ何の影響もない」
と言っていた調教師の馬
トップガンジョー。
前売りで1・2番人気か。。。(笑)
でもこんな状態で馬券なんか買えない。

本日の写真は
メジロブルテリア。
2007年08月04日
メジロ牧場 虻田分場にて撮影。

大きいサイズはメジロブルテリアのアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/68191


日高軽種馬農協 サマーセール 結果は… [競馬全般]

8/20(月)~24(金)の5日間
日高軽種馬農協にて
サマーセールが行われた。

JRAからばら撒かれた?馬インフルエンザは
馬産地日高の育成場にも陽性馬が出るなど
サマーセールの開催そのものも危ぶまれたが
関係者の懸命な努力と
徹底した防疫体制により
無事終了する事ができた。
まずは開催を無事成し遂げた関係者の皆様
大変お疲れ様でした。

結果の方は、かなり厳しい。

 上場数
  1125頭 (前年1156頭)
 売却頭数
  368頭 (前年309頭)
 売却率
  32.7% (前年31.7%)
 売却額 1頭平均
  518万円 (前年1,330万円)
 売却額/上場数
  109万円 (前年157万円)

売却率では微増となったが
1頭当たりの売却額がひどく落ち込んだ。
これはセレクションセールに続きである。

単純には比較できないが
セレクションセールは売る側も
やや強きの値段を設定し
主取りになるケースがあるが
今回は1歳馬のサマーセール。
この後はオータムセールにかけるか
育成と言う付加価値をつけて
トレーニングセールに出すしかない。

希望価格も相当押さえこんでいるはずで
その結果でも109万円では
繁殖牝馬と仔馬の飼養費がやっとではないか?
これではウン百万の種など付けていられない。
実能力ではなく人気種牡馬が優遇される
現在の馬市場では格差が広がる一方である。

(SクリスエスなんぞよりAボスの方が
 種牡馬としては遥かに上だと思うが…)

購買者では
 JRAと岡田総帥
ばかりである。

それ以外では
 森中蕃氏(シゲル)
がダントツ!!

他には
 後藤繁樹氏(リキ)
 西森鶴氏(ニシケン)
 松本好雄氏(メイショウ)
 (有)ケイズ
 島川隆哉(トーセン)
 山本英俊(パチンコ屋)
と言った所。

一方、各育成場の落札も目立つ。
これからトレーニングを積んで
2歳時に即戦力としてセールに出すのだろう。

ちなみに社台は最終日に2頭だけ落札のみ。
あれだけ種牡馬を付けて貰って儲けていても
日高への還元はしない。何ともケチくさい…

 父:グラスワンダー
 母:ナリタレッドバード
 ナリタプロテクターの妹
 400万円

 父:ネオユニヴァース
 母:マッチポイント
 トウカイポイントの妹
 830万円

少しは岡田総帥やノースヒルズを見習え!

各日の高額上位は
8/20
 父:マイネルラヴ
  1,100万円 (種70万円)
 父:ジャングルポケット
  1,050万円 (種250万円)
 父:シルバーチャーム
    930万円 (種150万円)
8/21
 父:ネオユニヴァース
  2,000万円 (種300万円)
 父:ネオユニヴァース
  1,610万円 (種300万円)
 父:ブライアンズタイム
  1,510万円
8/22
 父:フジキセキ
  1,600万円 (種600万円)
 父:マイネルラヴ
  1,350万円 (種70万円)
8/23
 父:シンボリクリスエス
  2,300万円 (種500万円)
 父:シンボリクリスエス
  1,100万円 (種500万円)
 父:キングカメハメハ
  1,010万円 (種600万円)
8/24
 父:アグネスタキオン
  2,600万円 (種1,200万円)
 父:ネオユニヴァース
  1,460万円 (種300万円)

マイネルラヴ 70万円で種付けできて
1,000万円で売れれば 14倍になる…
社台の馬はせいぜい4~5倍。
売れ残った時の事を考えたら
もうやってられないだろう。

なぜ今、ネオユニヴァースが人気なのか???
でも、日高の馬が売れたから良しとしよう。。。

本日の写真は
メジロヒラリー。
2007年08月04日
メジロ牧場 伊達本場にて撮影。

大きいサイズはメジロヒラリーのアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/35441


馬インフル 今週末中央競馬開催 一方で命の危険 [競馬全般]

今週末の中央競馬開催は手放しで喜べない。

馬インフルエンザくらい たいした事ない
と思っていたら大きな間違い。
たいした事がないのは
 【予防接種を受けている1歳以上の競走馬】
だけである。

中央競馬が開催できるか、できないか
それだけで一喜一憂している人は
馬インフルエンザなど何も知らなくていいし、気にしなくていい。
中央競馬開催があれば馬券を買い
中央競馬開催がなければ馬券を我慢してすごせばいい。

どの馬が発症して調教などが順調でない…などの情報が欲しい
とかの声も聞かれるが、
脚元不安・喉なり・フケ…で調教が順調でない話は
これまでも何も無い状態で馬券を買っていたのだから
別に今更…(笑)

当ブログは中央競馬の開催は二の次だと考え
 【防疫】
の面から、これは重大な問題だと考えている。
なので、中央競馬の馬券が買えればいいと言う方は
以下の文面を読むのは 無駄です。 お疲れ様でした。

さて、何が重大な問題なのか?
それは冒頭に述べた
 馬インフルエンザで影響がないのは
 予防接種を受けている1歳以上の競走馬だけ
の点である。

日本全国には競走用の馬以外にも
乗馬倶楽部には乗用馬、ポニーなど
日本在来馬が居る。

日本在来馬の中ではJRAからの転出馬から
感染する可能性がある地域として
 北海道和種馬、木曽馬、野間馬、御崎馬、トカラ馬
の5種が現存する。

これらの馬達は当然の事ながら
予防接種を受けていない。
馬インフルエンザに感染すると死亡する可能性がある。

また、競馬に直結するところにも
馬インフルエンザに感染すると死亡する可能性
がある馬が居る。
 【予防接種をまだ受けていない当歳馬】
である

今回
 JRAの対応の悪さ
 JRAの自分さえ良ければ(開催できれば)な姿勢
は、これらの馬達を
 「死の危険」
に晒しているのである。

既にJRAからの転出馬または交流競走の結果
から陽性が確認された地区に
 旭川競馬
 岩手競馬
 金沢競馬
 名古屋競馬
 園田競馬
 馬産地浦河町
 馬産地新日高町
 馬産地ひだか町
 育成場福島県
 育成場滋賀県
がある。

このまま 「なまっちょろい」 対応をしている限り
JRAから各地へ馬インフルエンザがばらまかれる
可能性があるのだ。

美浦から札幌・新潟・小倉
栗東から札幌・新潟・小倉
への馬の移動では
木曜の出馬投票後に陽性となった馬が居ても
何ら制限されていないのである。

感染ルートも特定できていない今
自分達の都合で、自分達の馬(予防接種済)は
平気だからと いい加減な防疫しかしないのでは
 「自分の通う小学校では
  インフルエンザの予防接種をしたから
  通学する時にマスクする必要もないし
  口を覆う事もなく 咳をしまくっても
  全く問題ない」
と言っているのと同じだ。

JRAは
 乗馬倶楽部の馬、ポニー
 予防接種前の当歳馬
 日本在来馬
が感染して死んだら賠償金を払ってくれるのか?

どうせ国営だから最後もみ消して終わりだろうが
それでは死んでしまった馬は浮かばれない。

農水省も自分らの懐に入ってくる金だけ
を気にするのではなく
世界に胸を晴れる 【防疫】 を行うべきだ。
それができない日本国であれば
アメリカに対し
 「牛の脊椎部は輸入しない」
とか言えたもんではない。

●これまでの当ブログ記事一覧

馬インフルエンザ JRA 開催強行 その裏には…
https://www.so-net.ne.jp/blog/entry/edit/2007-08-23

馬インフルエンザ 開催できれば、後は知らんと言う主張?
https://www.so-net.ne.jp/blog/entry/edit/2007-08-22

馬インフルエンザ JRAの対応の遅さから生まれる 弊害
https://www.so-net.ne.jp/blog/entry/edit/2007-08-21

馬インフルエンザ 各競馬主催者対応比較 JRAは論外
https://www.so-net.ne.jp/blog/entry/edit/2007-08-20

馬インフルエンザ 牧場見学予定の方 「自粛」でなく「するな」
https://www.so-net.ne.jp/blog/entry/edit/2007-08-19-1

本日の写真は
パルパディア。
2007年08月15日
大井競馬場 黒潮盃にて撮影。

大きいサイズは黒潮盃のアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/67503


馬インフルエンザ JRA 開催強行 その裏には… [競馬全般]

いろいろ調べた。
個人的な判断ではあるが
東京電力のデータ改ざんの方がまだマシなのでは
と思うほどだった。

> 馬インフルエンザについて
>
>  馬に感染した場合でも重篤な症状を
>  引き起こすものではなく、
>  深刻な被害をもたらす「法定伝染病」とは
>  大きく異なるものです。
>
>  現在では、全ての競走馬に
>  ワクチン接種を義務付けています。
>  (生後1年目に基礎免疫・補強免疫接種、
>  2歳から年2回接種)

確かに「法定伝染病」ではない。
「届出伝染病」である。
しかしながら
http://www.equinst.go.jp/JP/book/kansenS/EIF.html
を参照して貰いたい。
 ●疫学の 2) 抗体陰性馬群における発生
  1989年に中国 約13,000頭の馬が感染し、
   そのうちの35%が死亡
  中国では1994年にも137万頭が感染し、
   19,000頭が死亡
死亡しても「重篤ではない」と言うのか?
もちろん、競走馬として登録している馬は
年2回ワクチンを打っているので
 ●臨床症状
  安静療法を施すと、軽症例で1週間、
  重症例でも約3週間で回復
するであろう。

ここで問題なのは、年2回のワクチンを
「打っていない」国内の馬達である。
例えば、乗馬用の馬・ポニー
そして忘れてはならないのが
 競走馬のワクチン接種義務付け=1歳
に達していない
 【当歳馬】
である。

JRAの言い分をそのまま通すと
 ・乗馬用の馬
 ・ポニー
 ・競走用馬でも当歳馬
 は感染して死亡しても知った事ではない
と言っているのである。
既に浦河町の乗馬公園のポニーが
馬インフルエンザに感染したのだが…汗

その一方で

中央競馬会 平成18事業年度 事業報告書
http://www.jra.go.jp/company/etc/pdf/houkoku18-1.pdf
から抜粋
33ページ
 15.競走馬の保健衛生対策の実施
  (2)防疫面では、
    防疫面では、
    「日本中央競馬会競走馬伝染病防あつ規程」
    に基づく入きゅう検疫、定期検査および
    予防接種を実施するとともに、
    環境衛生対策、疫学調査、ワクチンの備蓄
    およびその他の防疫措置を講じた結果、
    競馬の開催に影響を及ぼす伝染病の流行は
    認められませんでした。
     :
    ③生産育成地における疾病まん延防止
      および本会施設への疾病侵入阻止を目的として、
      本会施設入きゅう前の育成馬を対象に
      実施された馬インフルエンザ、日本脳炎、破傷風
      の予防接種に対し助成を行いました。
    ④国内の防疫体制強化のため、
      馬インフルエンザワクチンの臨床応用評価、
      抗インフルエンザ薬の応用、
      馬鼻肺炎生ワクチンの開発、
      馬ピロプラズマ病エライザ診断法
      の野外試験について関係機関に
      調査研究を委託しました。

ほぉ、平成18年度は
 「生産育成地における疾病まん延防止」
 「施設への疾病侵入阻止」
を目的にしていたのだね。
で、現在は
 「施設内でのまん延防止」
はしないと?
確かに平成18年度に
 「施設内でのまん延防止」
をしてたとは書いてないがね(笑)

で、生産育成地における疾病まん延防止
はどうするのかね?
馬インフルエンザが終息するまで
JRA施設内から施設外(育成場・地方競馬場など)
施設外からJRA施設内へ
馬の移動禁止を継続するのかね?
で、陽性馬を隔離していない状況で
いつ終息するのかね?
全馬が1回感染し終わるまでかね?
今、施設内に居る馬だけで当分レースを行うのかね?
たまたま、JRA施設内に競走馬を置いていた
調教師・馬主は良いだろうが
放牧に出ている馬の調教師・馬主は
それで納得するのかね?
もちろん現在JRA施設内に居る馬が
故障・体調不良など起こしても
JRA施設外へ移動できない状態が
当分続く事になるわけだが
それで問題ないのかね?

> 病気による出走制限について
>
>  競馬においては、世界共通のルールとして、
>  レース出走前に発熱やケガの症状が
>  認められれば出走することはできませんが、
>  『発熱などの症状がなく、
>  体調に問題がない』競走馬の出走が
>  制限されることはありません。

確かに
 『発熱などの症状がなく、体調に問題がない』
 競走馬の出走が制限
される事はない。

しかし、
 国際競馬統括機関連盟
 Chapter IV : Health regulations
 (第4章 衛生法規)
  Article 22 : International health agreement
  (第22条: 国際的な健康合意)
   2. Temporary Import
   (2. 一時輸入)
    ii. Hygiene Requirements
    (ii. 衛生要件)

 Whenever necessary protection against insect vectors
 of disease must be practised by making use
 of physical barriers, timing of exercise periods,
 insecticides and insect repellents.
とある。
これは
 必要があるときは、病原体からの保護は
 物的障壁(運動期間、殺虫剤と昆虫駆除剤のタイミング)
 を利用することによって実践されなければなりません。
と翻訳された。
病原体からの保護をしろ…と言っているのに対し
陽性でも発症していない競走馬は
自由にあちこち動き回るのであれば
陰性の馬に対し、病原体からの保護を
適切に行っておらず、この規約に反する。
この部分はどのように説明するのだろうか?

> 現在の状況について
>
>  疫学的な調査のうち、
>   8月16日(木)・17日(金)の健康馬のうち
>   陽性馬であった頭数は全体の19.4%であり、
>   8月20日(月)・21日(火)では9.0%です。
>   また、発熱馬の頭数も8月18日(土)の
>   96頭をピークに減少傾向を示しており、
>   1971~72年の大流行時のような広がりは認められません。

ほぉ~さすがは国営競馬のJRA。
金沢競馬ではJRAからの転入馬が陽性と判明した18日から
3日後の529頭全頭検査で114頭が陽性反応だったのだが
よほど陽性馬を隔離し、消毒しまくったのだねぇ。
で、全頭検査はやったのか?
出走意思のある馬 約2000頭しか検査してないのだが
もちろん明らかに発症している馬は
出走意思を出してはいないだろうから
その数も入れて、陽性馬が減ったと言っているのか?

中央競馬関係者・馬主・その他
中央競馬開催の恩恵に預かっている関係者
 (各種売店、新聞屋・予想屋、競馬場近くのホテル・コンビニ…)
中央競馬でしか競馬を楽しめない中央競馬ファン
皆、中央競馬を再開して欲しいのはよく分かる。

当ブログが問題と考えているのは
 「中央競馬だけが問題なければそれでいい」
と言う姿勢・対応(対応の遅れを含む)について
問題だと言っているのだ。

ちなみに

ハリケーンドクターが行く
http://harumi8374.blog77.fc2.com/blog-entry-155.html
> 初期感染の段階で阻止できなかった場合
> おそらく香港で92年に発生したときと同じ・・・
> 4割は感染するだろうとみています
> それでもインフルエンザは必ず終息します
> 私たちができることは
> 少なければ全力で蔓延を阻止し、
> 多ければ早期の終息に努めることです。

早期の終息を目指す事を十分理解されている。

ホッカイドウ競馬、来週(28日~30日)は開催
http://keiba.radionikkei.jp/news/20070822K11.html
> 22日(水)に実施した馬インフルエンザ簡易検査
> の結果は以下のとおりで、全頭陰性を確認。
>
> 【検査頭数の概要】
> <旭川競馬場>
> 8月20日 在厩頭数 746頭
> 8月22日 検査頭数 744頭
> ※残り2頭は、既に陽性の馬1頭、死亡報告漏れ1頭
> <門別競馬場>
> 8月20日 在厩頭数 171頭
> 8月22日 検査頭数 170頭
> ※残り1頭は、死亡報告漏れ1頭
> この検査結果を踏まえ、来週28日(火)~30日(木)の
> 旭川競馬は予定どおり実施することになった。
> なお、すでに陽性反応が出ている
> 馬1頭(JRAからの転厩馬)については、
> 隔離厩舎で厳重に管理されている。
> ただし、現在実施中の入退厩制限等の
> 防疫措置は、当面の間継続する。

全頭検査の結果を数字で示し
ここまでキッチリと安全だと言う保証を
出して貰えれば、大丈夫だろう…と
競馬ファンも安心して馬券を買える。

どちらが国営競馬なのか
まるで逆ではないか(笑)

本日の写真は
トミノダンディ。
2007年08月15日
大井競馬場 黒潮盃にて撮影。

大きいサイズは黒潮盃のアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/67503


馬インフルエンザ 開催できれば、後は知らんと言う主張? [競馬全般]

美浦の理論派調教師が早期再開を主張
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070821-244587.html

この記事を読んで、自分なりに
「あげ足取り」で解釈してみる。
もちろん、この記事が本当にこの調教師の意思を
正しく伝えたものかどうかは分からない。
マスコミは面白おかしくなるよう
記事を作るのが仕事だから。

でも、すべてを疑っていては話が進まないので
この記事が正しいものとして話を進める。

まず総括
 「さすがは国営競馬。競走馬の駒は山ほど居るから
  頭数が揃って競馬開催できるなら やっちまえ。
  他へ感染が広がり、その結果
  何か影響が出ようが知った事ではない。」
としか見えない。

先日のF調教師とそのグループがした発言とは
全く逆の意見である。

記事の要点について見ていく。

> 陽性反応が出ても、
> 発症さえしていなければ100%能力を出せる

競馬の開催だけしか考えないのであれば、ほぼ正しい。
但し、防疫の面から見ると
 「発症さえしていなければ…」
と考える事は危険。

> 当日急変して使えない状態になった場合は
> 取り消すのだから、ファンに迷惑は掛けない

競馬ファンの中には、当日の朝に新聞を買って
現場に着いてから予想している人も居るだろうが
たかだかレースとレースの間の30分足らずの間に
確実に勝ちを狙える予想をできるとは思わない。
早い人では月曜の特別登録時点から予想を開始している。
また、最近ではネット投票などで
早めに馬券を購入している人が居る。
予測できなかった事象で出走取消なら仕方ないかと思うが
 ・陽性だったが 「まだ」 発症してないので出馬投票
  ↓
 ・当日発症して除外…がまとまった数発生
となった場合、予想新聞紙に打たれた印も含めて
出馬投票時点とはまるっきり違うレースになる事もあり得る。
これのどこか公正競馬なのか?
ファンへの迷惑がかからないと言い切れるのか?
どういう思考回路をお持ちなのか甚だ疑問。

> 当時(前回流行した71年)は冬。
> インフルエンザは熱に弱く、夏場なら長くは続かない。
> 少しぐらいの発熱なら2、3日で治る

一概には言えないが、現在続いている猛暑により
競走馬の体力も落ちている。
2~3日で治ると楽観視はなぜできるのか?
これまで発症した馬の完治までの日数が
実績の数字としてどこかにあったのか?

> 感染しても発症しないように、
> 安くはない予防注射をしている。
> ワクチンの効果で症状はそれほど重くならない。
> 拡大を恐れる必要はない。
> 1度感染すれば抗体ができて、
> 再び感染することはないのだから

ワクチンの効果で症状はそれほど重くならない…
については、現在の所 そのようである。

が、
金沢競馬にて、
8/18にJRAから転入してきた競走馬1頭
その他2頭の合計3頭から陽性反応が出た後
8/21までに全549頭を対象に簡易検査を
行った結果、114頭が感染していたが
これのどこが
 「拡大を恐れる必要はない」
なのか?
 日高地方に休養に戻ったJRA競走馬7頭
 福島の育成施設にて1頭
 浦河のポニー牧場で1頭
これ(特に最後の浦河)は
感染の拡大のせいではないのか?
最後の文言などは
 「抗体ができるから、全馬 1度感染してしまえ」
と言っているようにしか見えない。

> JRAは及び腰にならず
> 健康な馬なら陽性でも問題がないことを
> きっちりファンに説明しないといけない

陽性でも問題がないのは
その馬 1頭 単体での話。
現在問題にしているのは
 日本競馬界が防疫の面をどのように考え
 どのような対応を取る事ができるか?
である。
競馬先進国が日本の行動を
パート I 国として相応しいかどうか?
を見ているのである。
そんな中、JRAからの転入馬から
感染拡大した可能性が高い金沢競馬が潰れでもしたら、
JRAはどうやって世界対して言い訳するのか?
世界に恥晒して 「俺はやってない」 と言うのか?
まるで(まだ有罪確定はしていない)植草一秀被告だ。

この調教師が言っている事は
 白い恋人の賞味期限が切れていようが
 アイスから大腸菌が検出されようが
 食べた人が発症しなければ問題ない。
 例え発症しても現代の進んだ医療なら
 重症にはならない。
 売ってしまえばこっちのもの。
と言っているのとそんなに差はない。
(当グログでの”例え”が突拍子もないのは、いつもの事です)

ちなみにホッカイドウ競馬の
馬インフルエンザへの考え方が
ブログに書かれていた。
http://teamhidaka.blog63.fc2.com/blog-entry-101.html

「馬インフルエンザのウイルスは非常に感染力が強く、
 馬が集合している場所では空気感染で
 一気に蔓延してしまう可能性があるため、
 感染馬が限られている早い段階で、
 出来る限りの防疫対策を施し、
 ウイルスを根絶させてしまう必要があるわけです。」

そう 【ウイルスの根絶】 を重きとして考えている。
中央競馬鹿は 【開催優先】 を重きとして考えている。

どちらが重要か? そんなもん決まってるだろうが!

経営が苦しい地方競馬でさえ、重要な問題がどちらか?
を充分認識しているのに、
絶対潰れない国営競馬が何が問題を理解していないようでは
お話にならない。
一回、国営競馬を分解してしまった方が
良いのでは?とさえ思ってしまう。

本日の写真は
クールヴォイス。
2007年08月15日
大井競馬場 黒潮盃にて撮影。

大きいサイズは黒潮盃のアルバム
からダウンロードできます。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/67503


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。