岩手県競馬 ４億８１００万円削減了承

岩手県競馬　４億８１００万円削減了承
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070624_9

６／２３（土）岩手県競馬組合運営協議会が
盛岡競馬場で開かれ、収支計画の見直しと
総額４億８１００万円のコスト削減案が了承された。

５月末までの売り上げが計画比６．１％マイナス、
岩手競馬の発売目標額を８％下方修正し、
収入目標は当初の２９９億６０００万円から
約２４億円引き下げ、２７５億２１００万円に見直し。

年度途中で初めてコスト削減と収支計画の見直しを実施。

県競馬組合からのコスト削減案は
　出走手当や賞金など賞典費を１億６１００万円カット。
　事業運営費は
　　・施設・情報システム費７６００万円
　　・開催労務費５２００万円
　　・組合職員らの人件費３１００万円
　等、計３億２０００万円削減。

コスト削減により
　・重賞と交流競走を除くレースで出走頭数を１０頭以下に制限。
　・テレトラックつがるは他地方競馬の発売をやめる。
　・水沢競馬場の車載型映像装置を廃止
　・ファン優待バスの本数減。
　・誘導馬を廃止。
となる

賞金の削減により、岩手競馬の競走馬は
６／１９日現在８２０頭（前年比５５頭減）
組合は調騎会、厩務員会が以前に県競馬振興公社に寄付した
１億３８００万円を競走馬確保対策に充てる考えを示した。
　※ＨＢＡトレーニングセールにて岩手県馬主会が
　　総額４８０９万円で１２頭を購入。

今後、組合議会に２００７年度一般会計補正予算案などを提案する見通しで、
コスト削減と収支計画の見直しは７月から実行される。

と、ここまでがニュースの概要であるが
非常に厳しい状況だ。

赤字の大原因であったＯＲＯパーク建設などの
借金を棒引き（プラス計上になった時に返済）しても
まだ赤字がこれほど出るとは思わなかった。
もちろんこの売り上げダウンには
　税金を投入してまで…
と思う県民の叫びもありそうだ。

しかし、これまで岩手県競馬が
財政や、雇用に貢献してきた事も考えて貰いたい。
岩手県民は今一度、北朝鮮への送金となるパチンコでなく
地元に利益をもたらす競馬に注目して貰いたい。
今ここで見捨てれば４００億近い負債と
失業者、そして、奥州市の破綻が待っている。

もちろん岩手県競馬組合も早急に
中央交流重賞を削減、または全廃止すべきだ。
通常時の重賞賞金を優勝馬で３００～６００万円
（２００２年は５００～１０００万円）まで削減しながら
中央所属馬が小遣い感覚で奪いにくるだけのレースに
賞金の折半分＝１億３，６００万円＋宣伝費＋場外発売委託費
も使っている場合ではない。
せめてｊｐｎ３の２レースは賞金別定（３，０００万毎に１キロ増）
にしないと馬主の減少は止められない。
それこそ高知競馬流で行くしかなくなってしまう。

今は、中央交流重賞がなくなっても仕方がない。
それを残したばかりに岩手県競馬そのものが
無くなってしまっては何の意味も無い。

中央競馬の場外発売も今すぐ辞めるべきだ。
委託発売費１％のあぶく銭で
来場者が中央だけ買って帰るのでは意味がない。
売る日があったりなかったりしている南関東の場外発売を
UMACCO盛岡大通場外で全開催日発売すべきだ。
南関東競馬の委託販売は中央競馬の６倍。
そして月曜以外、岩手県競馬と開催がカブらない。
今すぐに中央だけ買っている輩は放置して
地元の競馬を愛する人を増やすよう努力すべきだ。

パチンコ税が導入されるなど、北朝鮮への送金用ゲームに
大鉈が振り下ろされ、また売り上げが回復したなら
また交流重賞を１つずつ再開すればいい。
今は、収支均衡のため　不要なものを無くすべき時だ。

笠松競馬も、ばんえい帯広競馬も
運営者と　競馬ファンが頑張って持ち直した。
岩手競馬にもそれができないわけがない。
今が正念場だ。　がんばれ岩手競馬。

そして、競馬派の国会議員は
中央競馬が湯水のように使っている施設費を
地方競馬の立て直しのために使える法案を提出せんかい！
中央競馬の無駄なスタンド改築・改装は要らん！

競馬ファンはパチンコ族議員を追放すべく声をあげよ！

本日の写真は
ボンネビルレコード。
2007年06月27日
大井競馬場　帝王賞にて撮影。

帝王賞のアルバム（順次ＵＰ中）は
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/62580