中央の芝コースは 「宝くじ」 と化している

本日の交流重賞園田フレンドリーカップは
ジェニュイン産駒のベストタイザンが
旭川競馬２歳戦は
エイシンサンディ産駒のビービーライナー
アジュディケーティング産駒のブライトフェース
メジロライアン産駒のビビットレディ
がそれぞれ優勝しました。

既に北海道では２歳戦がガンガン行われていますが
明日は、浦和競馬で南関東２歳戦スタートします。
生まれた所が違う、住む所（所属）が違うだけで
不当な格差スタートをつけるのは間違いです。
そんな見方をするのは天狗になった金持ちだけが
するものです。
来年のダービーＷＥＥＫの主役を張るのは
明日デビューする馬かも知れません。

さて、中央競馬の芝コース。
完全に腐ってますね。
先週まで差し・追い込みがバシバシ決まると思えば
今週は前が残る残る
でも翌週はまた逆転する。
こんなんであり金突っ込んだ勝負が出来るでしょうか？
まるで数字の羅列された宝くじを買っているかの様。
記念単勝１００円なら買ってくれるかも知れませんが
馬券オヤジさんが馬券勝負してくれない限り
売上げはダウンする一方。

なぜ、競馬の売上げがパチンコに食われているのか？
大当たりが連荘しまくって万単位の換金が出来るから？
それとも昔懐かしいキャラクターものが多数あるから？

一番の理由は、「当たりそうだから」です。
１万円負けていても、リーチ目やチャンス目が登場し
「あと少しで当たりそうだから、もうちょっと粘るか…」
と思わせているからです。

大当たりが連荘しまくって
３万円投資して９万円になったとしても
競馬で言ったら、３倍を当てた程度です。
確率で言えば爆裂台があるのか？空いているのか？
分かりもしないパチンコより、必ず当たりがある競馬の方が
ずっと確率は良いのです。
それが３連単ウン百万円ばかりでは
「当たりそうな気がしない」になっているのです。
だから宝クジ同様、買って帰ってしまい
「あとちょっとで当たりそうだから、もうちょっと」
が無いのです。

毎回３倍の払戻しでは、大穴党の方がシラけてしまいますが
適度に「当てさせてあげないと」、ファンが離れてしまいます。

馬券が当たった時は、かなりの確率で
次のレースにまた賭けてくれます。
次の日も買ってくれます。
当たらなければ、「やめとこう…」と思います。

中央の今の芝は、宝くじ売り場、出ないパチンコ屋です。

ゴンドラに居る人達が馬券で儲けるために
「引っ張りの指示」を出しまくっていては
裏操作しているパチンコ屋と同じです。
少しは
「甘い汁を吸う為には、まず売上げがあってこそ」
「吸い取るだけ吸いとっていては吸うものがなくなる」
事を認識して貰わなければ、
ますますパチンコに食われるだけです。

ＪＲＡが宣伝するべきは
ｔｏｔｏ ＢＩＧと同等の払戻し額ではなく
メチャクチャなオッズでもない単勝３回転がしただけで
１万円が２億円になった「ミラクルおじさん」です。
まぁ、あの時は良い演出だと思いましたが
今年あたり、もう１回演出しても良いのでは？

いやぁ～わけわからん芝に比べて、
ダートはそう簡単に変わらないから当たり易い。
でも２週間開いたりすると砂入替えたりするから注意。

本日の写真は
キングスゾーン。
2007年05月30日
浦和競馬場さきたま杯にて撮影。

キングスゾーンのアルバムは
http://pht.so-net.ne.jp/photo/horsephoto/albums/59407